Z世代が選ぶ2025上半期トレンド芸能人3人【今田美桜・橋本環奈・出口夏希】

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左から今田美桜さん・橋本環奈さん・出口夏希さん。オフィシャルサイトより。

はじめに|Z世代の“今”を映す鏡

2025年上半期、Z世代が「今、推したい」と感じたトレンド女優は誰なのか。調査では、今田美桜さん・橋本環奈さん・出口夏希さんの3名が同率1位に選ばれました。いずれもテレビ・映画・SNSの三位一体で注目度を高めており、「かわいい」「透明感」といった見た目のフックに加えて、作品の強さ×拡散のしやすさが評価を押し上げています。本稿では、3人の最新トピックと人気の理由を、Z世代視点で深掘りしていきます。

総評|同率1位が示す“3つの到達点”

人に共通するのは、①映像(静止画・動画)での強い訴求力、②作品ラインナップの拡張、③SNSでの二次拡散の相性です。一方で立ち位置は少しずつ異なります。今田美桜さんは国民的認知への伸び、橋本環奈さんは劇場発の大規模リーチ、出口夏希さんは新世代ヒロインとしての共感性。同率1位という結果は、Z世代の中に“複数の主流”が並立している現状をよく表しています。

今田美桜|朝ドラ主演で“国民区民化”が加速

最新トピック

2025年度前期の朝ドラ『あんぱん』で主演を務め、毎朝の接触で認知と好感度を底上げしています。さらに年末には映画『ラストマン FIRST LOVE』、加えて『劇場版 トリリオンゲーム』など、話題性の強い大型作品が続きます。ドラマ発の人気が映画へ横展開していく“面の広がり”を手にしました。

人気の理由(Z世代目線)

「清楚・やわらかい・芯が強い」が同居していて、“推しやすい透明感”があります。朝ドラの連続接触でキャラクター像に奥行きが出やすく、切り抜き動画や名シーンの言い回しがショート動画で映えるのも強みです。さらに、広告・CMで見る“素”に近い表情が、テレビドラマの役柄と地続きに感じられるため、違和感なく受け止められています。

おうち飲みのようなショットがめちゃくちゃカワイイんです!

拡散の起点


・朝ドラ名場面のセリフ/表情
・ファッション、オフショットのスタイリング
・映画特報の初出し映像
静止画でも動画でも“画になる”ため、UGC(ユーザー投稿)が自然に増えます。

橋本環奈|劇場の吸引力×国民的好感度

最新トピック

2025年9月公開の映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』で主演。ティーン〜20代にコアなファンダムを持つホラーシリーズの最新作で、劇場へ人を連れて来られる顔であることを再証明します。テレビのバラエティ適性も高く、映画キャンペーン期のメディア露出で地上波→SNS→劇場の循環が生まれやすいのが強みです。

(C)2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
ダブルインパクト【公式】Xより

人気の理由(Z世代目線)

“かわいい”の基準を更新し続ける存在で、高解像度でも耐えるビジュアル飾らないパーソナリティが「国民的好感度」を支えています。キュートからクール、コミカルまで振れ幅の広い表現があり、短尺クリップに落とし込んだ時に“一発で伝わる”のが抜群です。

拡散の起点


・映画の本予告/主題歌との同期
・番宣番組のリアクション/ツッコミ
・SNSのセルフ発信(自撮り・現場ショット)
“そのままシェアしたくなる一枚/一瞬”が多く、ファン以外にも届く可視性があります。

出口夏希|みずみずしさと“距離の近さ”で共感を掴む

最新トピック

住野よる原作の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』でW主演。スクリーンの中の瑞々しさが高評価で、雑誌・ウェブのロングインタビューも相次ぎ、“次世代ヒロイン”の座を固めました。モデル出身ならではの写真映えと、女優としての繊細な感情表現が同時に伝わり、Z世代の“推し替え”の受け皿になっています。

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』公式サイトより

人気の理由(Z世代目線)


大人っぽさと幼さの境界線にいる“ちょうどよい未完成”が魅力です。過度に作らない素のムード、身近な等身大感が、同世代の共感線に刺さります。作品の中では、言葉よりも、目線・間・沈黙で物語るタイプ。ショート動画の“静かな切り抜き”でも印象を残せるのが特長です。

拡散の起点


・映画の静止画スチル/場面写真
・インタビューの言葉の端々
・ファッション/ビューティのタイアップ
写真から入って作品へ、という導線の逆流が起きやすいタイプです。

人の共通項|“透明感”の中身を要素分解


「透明感」という一語の裏側には、次の要素が重なっています。
清潔感(画面の抜け):肌・光・色調の相性が良い
スキャンダル耐性(安心感):人柄・立ち居振る舞いが誠実
役での説得力(没入):設定に寄せた声・間・所作
短尺映え(拡散係数):1ショットで意味が通る、キャッチーさ
3人とも①〜④の平均点が高く、どのプラットフォームでも“載せ替えが利く”のがZ世代に刺さる理由です。

SNS拡散の構造|“一瞬の説得力”が勝敗を分ける


Z世代の情報摂取はフィード横断が基本です。テレビで見かける→Xで名前を検索→ショートで切り抜き視聴→Instagramで写真チェック→ライブビューイング・劇場へ、という流れが自然に発生します。ここで効くのは、サムネ映えする表情・衣装・色、そして音(台詞・主題歌)です。
・今田美桜さんは“朝ドラの連続接触”で日常に滲む

・橋本環奈さんは“映画の大規模露出”でイベント化
・出口夏希さんは“写真・インタビュー起点”で静かな熱量
それぞれ異なる“入口”を持ちながら、最終的に作品へ送客できています。

作品ラインナップと期待点(2025年以降)


・今田美桜:朝ドラ主演が継続する中で、年末公開の『ラストマン FIRST LOVE』、さらに『劇場版 トリリオンゲーム』と大型タイトルが並びます。ドラマでの“生活接触”と映画の“非日常”のギャップが、ファンベースを拡張します。
・橋本環奈:『カラダ探し THE LAST NIGHT』(9/5公開)で10〜20代コア層に確実に届きます。公開前後の番宣バラエティで、一般層への再認知を広げられるかがカギです。

・出口夏希:青春群像から一歩進んだ等身大ロマンス/ヒューマンで、役の幅を増やすフェーズ。ファッション・ビューティ領域のタイアップと映画出演を往復できれば、Z世代女性の“憧れ→実用”導線が太くなります。

読者が知りたい“3つの疑問”に先回りで回答

Q1. 3人の共通点は?


“画になる瞬間が多い”ことです。写真でも動画でも、どの角度から切っても伝わる。だからUGC(ユーザー投稿)が増え、検索が増え、作品への送客に繋がります。

Q2. 今から追うなら、何から見ればいい?


・今田美桜:朝ドラの最新回(TVer等)→映画の特報
・橋本環奈:映画の本予告/主題歌コラボ→番宣トーク
・出口夏希:映画『か「」く「」し「」ご「」と「』の本編 or 場面写真→雑誌インタビュー
入口は短尺、理解は長尺が基本線です。

2026年公開予定の出口夏希さん最新作。公式Xより。

“透明感”の次に来る評価軸は?


“確度の高い演技プラン”“企画適性”です。役に応じた声・間の調整や、バラエティ・イベントでの立ち回り。3人はすでにここで強みを見せています。後半戦はこの“実務力”がさらに効いてきます。

まとめ|“同率1位”は偶然ではない


Z世代の推しは、単に“バズった”からではなく、日常の接触→短尺での再確認→長尺での満足というプロセスを誠実に積み上げています。今田美桜さん・橋本環奈さん・出口夏希さんが同率1位となったのは、別々の入口から同じゴール(作品を観たい)へ運ぶ力を持っているからです。2025年後半は、大作公開・特番・インタビューが重なる“山場”。3人の“次の一枚・次の一瞬”が、またZ世代のフィードを更新していきます。

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