しょこたんこと、中川翔子さんが13年ぶりに新規募集していたJAXAの宇宙飛行士に応募したことを自身のTwitterで報告しました。既に3/4で募集は終了していますが、しょこたんって理系だっけ?そんなに簡単に応募できるの?ということで、ちょこっと調べてみました。
『宇宙飛行士に、転職だ。』|宇宙飛行士候補者募集していた・・・

2022年3月4日正午で締め切られていますので悪しからず。今後の参考までに募集要項を確認してみてください。今までは学歴が理系の4年生大学卒業以上だったものが大幅に緩和されており、身長も158cm以上から149.5cmとなり、女性も応募しやすくなったようです。しょこたんの身長は157cmとのことで、資格対象外となっていたようですね。
宇宙飛行士候補者が宇宙飛行士として認定された後、国際宇宙ステーション(ISS)や日本実験棟(きぼう)をはじめ、月周回有人拠点(ゲートウェイ)や月面が活動場所となる予定とのこと。

募集期間:2021年12月20日正午~2022年3月4火正午
採用人員:若干名
応募資格:次のすべての条件を満たす者。
- 2021年度末(2022年3月末)の時点で、3年以上の実務経験を有すること。
- 以下の医学的特性を有すること。
- 身長 149.5-190.5cm
- 視力 遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上
- 色覚 正常(石原式による)
- 聴力 正常(背後2mの距離で普通の会話可能)
業務内容
- 訓練業務(抜粋):選抜された宇宙飛行士候補者は、採用された後に訓練業務を行います。訓練には、航空機操縦訓練、ジェット機による無重力体感訓練、サバイバル訓練等、身体的にも厳しい項目が含まれます。
- 搭乗業務(抜粋):選抜された宇宙飛行士候補者は、宇宙飛行士として認定され、かつ特定の搭乗業務に指名されれば以下のような業務を行います。宇宙船の搭乗をはじめ、宇宙での活動には、打ち上げ・飛行中・帰還時の事故、身体に対する様々な影響(微小重力や宇宙放射線などの影響)、スペースデブリ衝突などのリスクが伴います。なお、宇宙飛行士候補者として選抜されても、訓練結果の評価やISSやアルテミス計画の変更などにより、宇宙飛行できない場合があります。
- 技術業務(抜粋):専門的な研究活動、システム・実験機器の開発、飛行士育成や訓練開発支援等。運用業務(宇宙飛行士との通信を行う更新担当等)。マネージメント業務(業務管理・方針決定等の調整、新人飛行士・高所者の育成チーム行動能力の向上等)
- アウトリーチ業務(抜粋):宇宙開発に関わる普及啓発活動に従事し、積極的な参加。
選抜方法
- 書類選抜
- 第0次選抜
- 英語
- 英語試験合格者のみ
- 一般教養試験(大学教養課程相当)
- STEM分野の国家公務員採用総合職試験(大卒相当)
- 小論文
- 適性検査
- エントリーシート(志望動機・目指す宇宙飛行士像・業務経験等)による審査
- 第一次選抜
- 一次医学検査
- 医学特性検査
- プレゼンテーション試験
- 資質特性検査
- 運用技量試験
- 第二次選抜
- 二次医学検査
- 医学特性検査
- 面接試験(英語・資質特性・プレゼンテーション)
- 第三次選抜
- 三次医学検査
- 医学特性検査
- 資質特性検査
- 運用技量試験
- 面接試験(総合・英語・プレゼンテーション)
なんと0次から三次まで選抜試験があるんですね。その都度の選抜で、面接やプレゼンテーション試験が実施されます。メンタルや人格の様々な角度から検査されます。選抜終了後、JAXAの職員として採用されると、経歴などを考慮の上、本給は(月額)30歳で約32万円、35歳で約36万円との記載がありました。
日本国内での主な勤務地はJAXAの筑波宇宙センター(茨城県つくば市)、米国、ロシア、欧州及びカナダの訓練施設等で訓練を行います。
搭乗ミッションの前後は長期出張や海外宇宙機関への赴任もあるそうです。
しょこたん、宇宙飛行士募集のエントリー完了!
しょこたんは以前より、宇宙に行きたいと最大の夢があったそうです。募集要項が緩和されたことで、エントリーできたと喜んでいます。
Tweetに『宇宙と深海ダブル到達の人類になりたい』とあります。
しょこたんは2009年、テレビ番組の企画で海洋研究開発機構(JAMSTEC)の有人潜水調査船「しんかい6500」に民間人として搭乗し、深海5351メートルに到達した経験を持っているそうです。
夢があっていいですね!
宇宙飛行士候補者募集の応募状況について
2022年3月4日正午にエントリーが締め切られました。
3/4正午時点での応募者数は1563名(女性割合:20%)とのことです。健康診断結果の提出期限が4/4正午となっているので、この人数より減少するかと思われます。
13年前の2008年の応募者数は963名(女性割合:13%)から増加、身長特性が緩和されたことが大きいかもしれません。
今回、13年ぶりとなりましたが、13年とは言わずにもう少し短期間で募集があるといいですね。また、沢山の女性宇宙飛行士が活躍されることを願っています。
