■WBCで大注目の栗山監督ってどんな人?

エンタメ

WBCの記憶も新しい、栗山監督。もう退任されたので、栗山英樹さんとお呼びしていいだろうか。
理想の上司、理想のお父さんとも言われ、幅広い世代の人々から慕われ、大人気の今、栗山監督について、深掘りしたいと思います。

映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は観た?

ネタばれしてしまうので詳しくは言えませんが、筆者は久々に劇場に足を運んで観てしまいました。
レディースデイに行ったにも関わらず、こちらの作品は、値引き対象外の作品らしく、2200円とのこと。「高っ!」と思いつつ、観たのですが前言撤回、2200円で納得でした。

ニュースでさんざん観たシーンも、舞台裏での選手や監督、コーチ陣の心の機微を捉えていて、またまた感動してしまいました。この映画の中でも、栗山監督の人柄、心遣いがあふれ出ていました。

現在、劇場公開は終了し、AmazonのPrime Videoで配信されています。
こちらも、いつ終了になるか不明なので、まだの人はぜひ観ていただきたいです。

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下「2023 WBC」)の野球日本代表「侍ジャパン」完全密着ドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』

▼Prime Video ドキュメンタリー▼

Prime Video: 閲覧

令和の名将、栗山英樹とは?

情報番組などで紹介されているので、皆さんご存知だとは思いますが、改めて理想の上司だと思いませんか?そして、あの気の使い方、選手たちとの接し方など、上手いなぁと思ってしまいます。

そんな栗山監督の人となりを改めて深掘りしたいと思います。

栗山英樹|プロフィール

栗山 秀樹 くりやま ひでき

生年月日 1961年4月26日(62歳)

出身地 東京都小平市

身長 172cm

学歴 創価高等学校卒業、東京学芸大学卒業

プロ選手歴 ヤクルトスワローズ(1984年~1990年)

投球・打席 右投両打

ポジション 外野手

監督歴 北海道日本ハムファイターズ(2012年~2021年)
    監督を退いたが、2022年から同球団のプロフェッサーとして選手の育成に携わっている。
    WBC日本代表(2021年~2023年)
    

プロ入り前は教師を目指していた

栗山監督には兄がいて、兄に誘われて軟式野球を始めます。

地元の小平市でポニーリーグに所属、投手として日米大会に出場し大会MVPを獲得しました。 

小平市内の創価高校野球部からスカウトされ、創価高校に入学・野球部入部を果たします。しかし、甲子園への出場はできませんでした。高校3年生の夏、西東京大会で主将兼エースとして活躍しましたが4回戦敗退。その後、国立大学である東京学芸大学教育学部に合格し入学します。

大学時代も硬式野球部に入部し活躍します。大学2年生までは投手でしたが、右肘の故障から内野手に転向しました。東京新大学野球連盟での通算成績は投手として25勝8敗、打者として打率.389(リーグ史上3位)という素晴らしい成績を残しています。

学業にも専念しており、在学中に小・中・高の教員免許を取得しました。

しかし、野球への夢を諦めきれず、親の反対を押し切って進路を野球一本に絞ることにしました。大学4年生の時に、社会人野球の朝日生命野球部へ内定。その後、野球解説者の佐々木信也のはからいでプロチームの入団テストを受けることになります。

結果、ヤクルトスワローズへのドラフト外入団が決まり、1984年に一軍デビューを果たしました。

メニエール病に苦しんだ選手時代

プロ入団の2年目からメニエール病が発症し、シーズン中、苦しむようになります。

メニエール病は三半規管の難病であり、強い回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳のつまりなどの症状が重なります。栗山監督は試合中にこの症状に襲われることが多々ありましたが、レギュラーから外されないよう、病気であることを伏せて試合に出ていたそうです。

シーズンオフには三半規管を麻痺させる治療を受けるなどし、入院することもあったそうです。1990年、メニエール病の症状の悪化と右ひじの故障もあって極度の不振となり現役を引退することとなりました。

栗山監督は、プロにヤクルトに入団してからも、プロのレベルの高さに強い衝撃を受け、当初、辞めることばかり考えていたと言います。特別な才能に恵まれているわけではない自分にとっては120%の努力をすることがプロの世界で生きていく最低上限だと考えていました。

病気や故障に苦しみながらの選手生活を過ごしてきたからこそ、WBCでも選手一人一人をよく見ていて気配りできるのでしょう。欲しいところで、優しい言葉やアドバイス、謝罪の言葉を投げかけていましたね。

栗の樹ファーム公式サイト https://www.sponichi.co.jp/kuriyama/mail/98.html

引退後は解説者、指導者に    

1991年から2011年はスポーツキャスターとして、テレビ朝日やTBSテレビ、TBSラジオに出演。また、東京学芸大学や桐朋学園大学短期大学部で講師を務めたり、少年野球の普及にもかかわっています。

「栗山」の苗字の縁から、北海道の栗山町の観光大使を務めたことがきっかけで、「栗の樹ファーム」という天然芝の野球場と練習場の施設を私財で完成させたそうです。

2004年から白鷗大学に在籍。2008年に教授に昇進し、経営学部でスポーツメディア論を専門分野にしている。監督業に専念するため、休職扱いになっているようですが、継続して在籍しているそうです。

2011年11月3日、北海道日本ハムファイターズの監督就任が決定(梨田昌孝監督の後任)しました。日本ハムの監督時代は通算10年。リーグ優勝は2012年と2016年の2回。うち2016年は日本一となっています。Aクラス5回、Bクラス5回とチーム、監督しての成績は不振に喘いだといえるでしょう。

2021年10月16日に2021年シーズン限りで監督を退任することを発表、11月1日に退任会見を行い感謝の意を述べました。

栗山監督は、大谷、有原航平、西川遥輝、近藤健介、中島卓也といった多くの選手を見出し、育て上げたと言っていいでしょう。

2021年12月2日に野球日本代表に就任。2022年からテレビ朝日のゲスト解説者も務めています。2023年3月のワールドベースボールクラシックでの栗山ジャパンの活躍は記憶に新しいところですね。2023年5月31日をもって日本代表監督を退任、6月2日に退任会見を開きました。
今後の進路については言及しませんでした。

栗山監督の妻は?

栗山監督は結婚歴はなく、現在も独身です。

過去にイチローの奥様であり、元TBSアナウンサーの福島弓子さん、テニスプレイヤーの伊達公子さんとの交際を報道されました。福島さんとは番組共演がきっかけで、1994年のことでしたが、交際報道の1年後に伊達公子さんとのデート報道がされてから、破局となったようです。福島さんはその後、1999年にイチローさんと結婚し、現在もイチローさんを支えています。

一方、伊達さんはドイツ人、レーシングドライバーのミハエル・クルム氏と結婚しましたが、離婚。2022年の52歳誕生日に再婚を発表をしている。お相手は銀座に自社ビルを持つ創業100年の酒の卸売りをてがける会社の代表取締役とのことです。伊達さんは俳優の中井貴一さん、元Jリーガーのビスマルクとの交際報道があり、「恋多き女性」のイメージがあります。

栗山監督も真面目に生きてきて、残念な女性にひっかかってしまったのかなという感じです。福島さんとはご両親への挨拶も済ましていたのに、自分から婚約の破棄を申し出たそうで、同世代のファンは一時、栗山監督に対しては良いイメージがありませんでした。

しかし、時を経て、ウワサとなった女性たちは幸せになっており、ご自分は次世代の野球選手たちを率いて素晴らしい功績を残しているので、これまでの良くない印象は一掃されたのではないでしょうか。
栗山監督が結婚歴がないということも、恋愛に関しては不器用なのかなと思いますね。

スポニチアネックス https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/03/24/gazo/20190323s00001007598000p.html

伊達公子さんInstagram https://www.instagram.com/kimiko.date/?hl=ja

栗山監督のマインド

WBCのドキュメンタリー映画でも、栗山監督の言葉やコミュニケーションが随所に表現されており、若手の会社員の方々は「こんな人になりたい」、管理職世代は「うまいな」と思ったことでしょう。
選手たちは下の名前で呼んだり、ヌートバーのことは「ヌーちゃん」と呼んでいましたね。
また、厳しい場面での交代などでは、試合後に両方の選手に労いの言葉をかけていました。
チームでは特にキャプテンは決めていませんでした。しかし、チームのひとりひとりが、チームの勝利のため、ひいては若手の後進のために戦いに臨んでいたように思います。

栗山監督のマインドを仕事や人間関係に取り入れたい、参考にしたい方は以下の書籍がおススメです。

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