■フジテレビ、辞めるアナの行先は?

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2022年1月に始まったフジテレビの「50歳以上の早期退職制度」に、多くの看板番組やメインキャスターを勤めてきた人気のアナウンサーたちが、希望を出していると報じられています。

1990年代、バラエティ番組にアナウンサーが多数出演し人気を集め、今現在も俳優やお笑い芸人並みの活躍場面を作った火付け役がフジテレビのアナウンサー達ではないかと言われています。

当時20代、30代だったアナウンサー達も今では管理職や、表舞台から異動となっている人もいらっしゃいます。この3月でフジテレビを去る元アナウンサーをまとめたいと思います。

フジテレビ早期退職、退職金は1億5000万!?

フジテレビは昨年2021年11月開催の取締役会で、早期退職希望者を募ることを決定しました。

募集期間は今年2022年1月5日~2月10日、3月31日で退職するというスケジュールです。対象者は満50歳以上、かつ勤続10年以上の社員、定員60人のところ、ほぼ定員に達したとされています。

フジテレビは約90億円を早期退職実施の為の特別損失として計上する予定で、単純計算となりますが、支給額は1人あたり1億とも1億5000万円とも言われています。元アナウンサーばかりがフォーカスされていますが、人気バラエティ番組に携わり、フジテレビのバラエティ黄金期を作り上げた有名プロデューサーも名を連ねていることから、この支給額も納得かと思われます。

早期退職の人気アナウンサー7名

福原直英(ふくはら なおひで)1967年7月24日生
東スポWebより

早稲田大学政治経済学部卒業

フジテレビアナウンス室副部長。同期は小島奈津子、西山喜久恵。夫人は元フジテレビアナウンサー濱田典子。

『スーパー競馬』『みんなのKEIBA』でレース実況を担当。

退職後の予定は交流のあるJRA騎手、武豊個人事務所「テイク」と業務提携し、幅広い分野で競馬全般の業務を担う予定。

佐藤里佳(さとう りか)本名:今野 里佳 1967年1月14日生
夕食ばんざいより

フェリス女学院大学文学部英文科卒業

元アナウンス室室長。現CSR7・SDGs推進室。同期は境鶴丸、野島卓、木幡美子、田代尚子など。

『笑っていいとも!』や『どぅ~なっているの?!』内の「夕食ばんざい」で料理家、結城貢のアシスタントを務める。

退職後の予定は不明。料理やワインなどプロ並みのスキルをお持ちなので、食関係のオファーがあるのでは?

境鶴丸(さかい つるまる)1964年4月5日生
スポーツ報知Web、カメラ中村健吾

早稲田大学政治経済学部卒業

元アナウンス室副部長。現総務局適正業務推進室の内部監査部勤務。

同期は佐藤里佳、野島卓、木幡美子、田代尚子など。

『笑っていいとも』『FNNスーパータイム』『FNNスーパーニュース』など。この3月での早期退職が決定しているが、在職時、フリー志向はなかったとのこと。

退職後の予定は不明。フリーアナウンサーへの転身はあるか?

野島卓(のじま たかし)1967年1月3日生
フジテレビ公式サイト アナマガ

早稲田大学社会科学部卒業

2019年アナウンス部長就任、2021年7月1日よりアナウンス部長を降り、報道局兼務。後任のアナウンス部長は後輩の佐々木恭子。

同期は佐藤里佳、境鶴丸、木幡美子、田代尚子など

2004年から2007年までニューヨーク支局に赴任。『めざましテレビ』や『めざにゅ~』でニューヨーク中継を担当。帰国後は『わかってちょーだい!』や『ハピふる!』を担当。単発的に麻雀バラエティ特番『THEわれめDEポン』の実況を担当。離婚歴があり現在独身。

モテ男と評判で、過去に八木亜希子アナ、高島彩アナ、モデルでタレントの市川 沙椰との熱愛が報道されました。特に市川 沙椰さんとの報道は5年前となり、20歳違いの歳の差となりますが、同棲状態だっとのこと。その後、破局報道があり、市川さんは芸能関係者の交際相手がいるとのことでした。

退職後の予定は不明。麻雀の実況を長く担当されていた為、こういったお仕事依頼が増えるかもしれませんね。

田代尚子(たしろ なおこ)本名:堀江 尚子 1966年5月10日生
フジテレビ プライムオンラインより

上智大学外国語学部フランス語学科卒業

フジテレビ報道局、マルチデバイスニュースセンター所属

同期は佐藤里佳、境鶴丸、木幡美子、野島卓など

入社2年目で『FNNスーパータイム』の週末版キャスターに抜擢。バラエティ番組への出演は少なめ、硬派な報道系アナウンサー。1992年から1年間、FNNパリ支局、1996年から2年間FNNニューヨーク支局に在籍。

2001年元旦に当時、車雑誌『カーセンサー』、『EDGE』の編集長をしていた堀江史郎氏と結婚。現在、堀江氏はカーライフ、ライフタイルに関するコンサルティングやメディア発信、イベント企画・運営を行っている株式会社SHIROの代表取締役となっている。

田代さんのご実家は老舗の造り酒屋をされており、ご本人も日本酒への造詣が深いそうです。ご主人の運営されている株式会社SHIROのサイトではハイソサイティなカーライフだけでなく、ファッション、食などライフスタイル全般のコンテンツ展開がされています。田代さんの活躍の場になるのでは?と思うのは筆者だけでしょうか?

塩原恒夫(しおばら つねお)1963年6月12日生
フジテレビ公式サイト アナマガ

埼玉大学卒業

2017年BSフジに出向、広報局専任局次長、2018年にBSフジ編成局広報担当局長に昇格。特別番組の司会やナレーションなど同局でアナウンス業務を行っている。

同期は笠井信輔、中井美穂など

『BSフジLIVEプロ野球』、『スポーツ中継』『FNNスーパータイム』『ニュースJAPAN』など。愛称は「ポエマー」で、独特な表現、言い回しに人気があり、塩原さん実況の競馬やF-1をまとめたYouTubeがあるほどです。

退職後の予定は不明ですが、ポエマー実況のお仕事依頼が増えるかもしれません。

長坂哲夫(ながさか てつお)1967年1月20日生
フジテレビプライムオンラインより

早稲田大学法学部卒業

同期は吉田信男、大坪千夏、松井みどり

主に野球、サッカー、K-1などのスポーツ中継を担当。

2009年7月、コンフェデレーションズカップ中継で南アフリカ滞在中に日本人スタッフにセクシャルハラスメント(強制わいせつ)行為をしたとして、編成制作局アナウンス室副部長職を解任され平社員へ降格するとともに、総務局へ異動となる懲戒処分を受けた。その後、総務サービスセンターで総務サービス部長を務め、2016年から報道局記者職へ異動、社会部を経て、2018年から気象庁を担当している。

退職後の予定は不明です。

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まとめ

フジテレビの一時代を築いた錚々たるメンバーたちが一気に退職されるのは寂しさを感じるとともに、フジテレビの現在の状況が斜陽であることを印象付ける、今回の人事劇です。

皆様、メディアで活躍されてきただけに、元々優秀な方々ですし、知名度も高いので、退職された後も安泰なのではないでしょうか。

退職されフリーアナウンサーとなるというのがお約束のでしたが、そんな時代も終わり、好待遇で他社へ招聘される方や、起業される方もいらっしゃのではないでしょうか。いずれにしても輝かしいネクストキャリアが待っていることは間違いないでしょう。今後も要注目です。

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