UNIQLOとINES DE LA FRESSANGEのラボコレクション、2022年春夏がUNIQLOオンラインで発表されました。販売は2022年2月25日からのようです。
イネスとユニクロのコラボは2014年から、もう8年になるんですね。
クオリティの高い素材と縫製が手頃な価格で買えるとあって、毎シーズン早い時期にSOLDOUTとなってしまいます。これは日本だけでのことではなく、UNIQLOが世界で販売している為、とても大きなマーケットを形成していると言っていいでしょう。
今シーズンもイネスを買うというファンの方はもちろん、これから初めて買おうとする方に、UNIQLOとINES DE LA FRESSANGEのストーリーをまとめてみました。
Inès de la Fressange(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)|プロフィール
Inès de la Fressange(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)
1957年8月11日生
フランス、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地方出身
父がフランスの名門貴族、フレサンジュ伯爵。父方の祖母はユダヤ系アメリカ人でアメリカ金融グループ、ラザードの創業者一族出身。母はアルゼンチン系フランス人でモデル。
1983年からシャネルの当時のデザイナー、カールラガーフェルドのミューズとして活躍、プレタポルテ、オートクチュールのコレクションに登場。
1989年 フランスの象徴であるマリアンヌのモデルに選ばれます。マリアンヌとはフランスの自由の女神で歴代のモデルはブリジット・バルドー、カトリーヌ・ドヌーヴ、ソフィー・マルソーなど。専属契約を結んでいたシャネルは契約違反として裁判を起こし、イネスとの契約を解除しました。
1990年 Inès de la Fressangeをオープン。アパレル、雑貨、インテリアを販売し、アメリカや日本で人気を博し成功を収めます。同年、イタリア鉄道会社の役員であり、アートディーラーのルイージ・ドゥルソと結婚。二人の女児を授かっています。
1999年 Inès de la Fressange経営陣に無断でブランドロゴを使用したとして、裁判になるも勝訴しますが、ブランドInès de la Fressangeから退陣します。イネスが去った後、経営規模は縮小しています。
2006年 ルイージ・ドゥルソが心臓病で逝去
2013年 INES DE LA FRESSANGE PARISを再設立
2014年「ユニクロ×イネス・ド・ラ・フレサンジュ」を開始。ディレクターに滝沢直己氏。
INES DE LA FRESSANGE PARISとは?今シーズンのイネスは?
フレンチシックを際立たせており、赤・青・白のトリコロールカラーのアイテムが多く見られます。無地ばかりではなく、ノスタルジックな小花柄のワンピースなどもあります。
ブラウスはピンタックやフリルを配したスタンドカラーのものなど、オフィス用に購入したいアイテムがラインナップしています。
「貴族出身のイネスならではの感覚もあるし、僕自身、左岸に店を開きモード・ファッションの大衆化をけん引したイヴ・サンローランをリスペクトしている。ココ・シャネルも戦時中でも服を通じて人を幸せにしてきた。僕もイネスも、服で人を幸せにしたいという思いは強い。イネスと2人でフィッティングしていると、ノーメイクで髪もセットをしていないモデルがふっと輝き出すことがある。人をよみがえらせ、幸せにすることが服の一番大切な力であり、それを一番心掛けているのがイネス。その力を最大化していきたい」
WWDより https://www.wwdjapan.com/articles/340714
コラボ当初からタッグを組み、コレクションの監修を担当している滝沢直己氏(元イッセイ・ミヤケデザイナー)はイネスのことをこのように語っています。
春の新しいスタートにイネスの服が欲しくなってしまいますね。
まとめ
今回、イネスのプロフィールを改めて確認しましたが、イネスはいくつも仕事を持っていますが、その時々のメインワークは10年前後でリセットされているんです。
シャネルの専属契約は約7年、最初のブランド「Inès de la Fressange」も立ち上げから約10年で辞任。UNIQLOとのコラボは8年になります。まさかとは思いますが、末永く続いてほしいコラボですね。